飲食店様からのご依頼で、トイレ洗面の排水詰まり修理に出動しました。

原因としては、お客様の嘔吐物でした。

洗面の詰まりは、サクションポンプや、薬剤処理等の方法で比較的簡単に作業が完了するのですが、今回の現場は、洗面台の排水口のストレーナーというゴミ受けが外れない構造で、下部の排水管(器具排水管といいます)を分解しての作業となりました。

詰まりを除去して、作業完了!あとは排水管を繋ぎなおして、、と思ったところ、ここで問題が発生しました。

1.排水管に経年劣化による損傷が(つд⊂)涙

ご覧の通り、排水管の接合部が劣化しており、正常につなぎ直しができない状況です。

樹脂製の排水管であれば、分解した際にあまり問題は発生しないのですが、このような真鍮製の排水管は経年により、割れが発生していたりする事があります。

2.一旦仮復旧

現場は飲食店ですぐ使えるようにする必要があった為、強粘着性の補修テープで仮復旧させました。

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3.新品に交換へ

その後、お客様にご相談の上、新品に交換致しました。

まず、古い排水管を撤去し。

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新品の排水管をセット。

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全体的に劣化があったので、丸ごと交換させて頂きました。

4.トラップの種類

ちなみに、余談ですが、今回交換した排水管はPトラップと呼ばれる種類のトラップがついたものとなります。

※トラップとは、排水設備の排水管の途中に設け、水を溜める事によって、下流からの悪臭や害虫を遮断する装置です。

洗面の場合は、排水先が壁の場合はPトラップ、床の場合はSトラップが主流です。

(ご参考)

Pトラップ

ptrap

Sトラップ

strap

こう見てみると、Sは普通にS字に見えるのに、Pは反転してるんですね。

今気づきました。^^;笑

キッチンや洗面の排水管は、簡単なものであればホームセンターにもおいてますので、劣化して水漏れ等が起きる前に交換して見るのも良いかと思います。

今回は洗面の排水詰まり修理と、排水管の交換についてご紹介致しました。